パタヤはバンコクから約150㎞ほど東南に位置する、タイ東部湾岸の人気リゾート地です。パタヤといえばいまだにゴーゴーバーやビアバーを思い浮かべる人が多いですが、現地では家族連れに適したアトラクションやアクティビティーが次々と増加し、現地の家族連れや遠方から訪れる観光客に楽しまれるリゾート地となっています。現地の人々の努力のおかげでビーチの質はここ数年で改善されてきました。ホテルやゲストハウスが多数あり、首都および空港から簡単にアクセスできるのでパタヤは週末を過ごすのに人気の土地です。年間500万人以上の旅行客を迎えるパタヤでは数多くの種類のグルメを楽しむことができ、様々なタイプのアクティビティーや見物を体験できます。パタヤは遠方・近隣から集まった多国籍・他民族の人々の混在する色彩豊かな場所です。
「Greater Pattaya」とはバンラムン郡(チョンブリ県内の11の郡のひとつ)沿岸のほぼ全体を占めた部分です。大きく分けて北エリア(ナクルアビーチ[最北のビーチ]からパタヤビーチ[半月の形をした全長4㎞のメインビーチ]まで)、ブッダヒルエリア(パタヤビーチのすぐ南)そして南エリア(ジョムティエンビーチ[ブッダヒルの南隣]の東からドンタンビーチを含む)で成り立っています。ジョムティエン地区のビーチは幅が広く全体的によい形をし、ローカルな雰囲気がパタヤビーチに比べ家族連れに適しています。
スワンナプーム空港(バンコク東部。パタヤへの高速道路に直結)の開港によりアクセスが今まで以上に簡単になりました。パタヤからわずか30㎞のサタヒップに位置するウタパオ空港は現在パタヤ国際空港という名の国際空港になる準備中であり、車で30分でアクセスできる立地です。
パタヤが人気な理由はビーチリゾート、エンターテイメント、ナイトライフ、ショッピングだけでなく数多くのアクティビティーを体験できる場所になっているからです。ゴルフ、乗馬、バンジージャンプ、ゴーカート、射撃、スキューバダイビング、ジェットスキー、ヨット、水上スキー、ウィンドサーフィン、カイトサーフィンなどのウォータースポーツはほんの一例です。また会議・集会・研修をパタヤで行うことにも人気があり、将来的には競馬場、カジノ、モノレールが導入されるという噂もあります。パタヤとバンコクを繋ぐ高速列車ができれば移動がより楽になるでしょう
2007年、市の人口は104,318人でした。バンコク都周辺地域に位置するので、この数値はこの市で働きつつも住民登録は地元に残した人々や外国からの長期滞在者の数は含まれません。住民登録のない人々を含むと現在の住民の数はおよそ300,000人と言われています。500,000人以上という概算もあります。
正式に住民登録をしているパタヤの住民の大半は中国系タイ人です。観光産業が盛んなため、タイ東北部(イサンとよばれるタイで最も貧しい地域)からパタヤに出稼ぎに来る人が多いですが、人口調査の際は出身地にて数えられています。
パタヤでは外国人隠居者のコミュニティーが急速に成長しています。タイ移民局では50歳以上の外国人がタイでの隠居生活を希望する場合に特別なビザを設けています。欧米諸国の多くの退職者
にパタヤが人気な理由は気候、エキゾチックさ、楽なライフスタイルもありますが、それだけでなく欧米に比べて生活費がかなり安いことが一定額の年金・給料で生活をする人々にとっての決め手となっています。